子どもが不登校になった日のこと、覚えていますか。
私は覚えています。
何をしたらいいのか分からなくて、とにかく原因を知りたくて、必死でした。
うちの子は、今も不登校が続いています。治ったわけではありません。
でも、あのころよりは、少しずつ、ほんとに少しずつですが、接し方が分かってきました。
このブログは、当時の私に教えてあげたいことを、そのまま書いてます。
今、これを読んでくれているあなたは、たぶん今日、学校から電話がかかってきたか、子どもに「もう行きたくない」って言われた直後なんじゃないかと思います。
頭の中がぐるぐるして、何から調べればいいのかも分からなくて、スマホをずっと見ている。そんな時に、この記事を見つけてくれたんじゃないかと思っています。
だから、余計な励ましや、遠回りな話は書きません。今、本当に必要なことだけ、ここに置いていきます。
読み終わったころには、少なくとも今日一日は、もう他のサイトを探し回らなくていいように書いたつもりです。
長くなるので、先に結論だけ置いておきます。
今日やることは、3つだけです。
・子どもを休ませること。
・原因を聞かないこと。
・学校にだけ連絡しておくこと。
これさえできていれば、今日はもう十分です。
その先のことは、この記事の中でゆっくり話していきます。
不登校になった。まず、これだけ知っておいてほしい
不登校は、あなたの家だけに起きていることじゃありません。
2024年度、小・中学校で不登校だった子は35万3,970人もいたそうです。過去最多で、12年連続で増え続けているみたいです。
クラスに1人いても、まったくおかしくない数字なんです。
原因も、ひとつじゃないことがほとんど。学校側が把握しているものだと「やる気が出ない」が一番多くて30.1%、次に「生活リズムの乱れ」25.0%、「不安・抑うつ」24.3%と続きます。
(出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」)
だから、原因をすぐに見つけて解決しなきゃ、って思わなくて大丈夫です。
私もそう思って毎日必死でしたが、今なら、そんなに焦らなくてよかったんだなと思います。
不登校になったばかりのころは、情報を集めれば集めるほど、逆に不安になることがあります。
「長引かないように早く動かなきゃ」「今の対応で合ってるのかな」って。
でも、今日についてはもう、さっき書いた3つだけで大丈夫です。
今は、これだけできていれば大丈夫
不登校になったばかりの時期、私が今思うのは「これだけでよかった」ということです。
学校には「休みます」って連絡するだけで十分でした。理由を詳しく説明しなくても大丈夫でした。「体調不良です」だけで、私は乗り切っていました。
子どもには「休んでいいよ」って伝えること。それだけで、子どもは少しほっとするみたいです。うちの子も、最初にこの言葉を言ったとき、少しだけ肩の力が抜けたのが分かりました。今思えば「休みたい」と親に言うのも、とても怖かったと思います。
そして、家ではいつも通りに過ごすこと。特別なことをしなくていいし、責めなくていい。いつも通りでいてくれることが、子どもにとって一番安心できることなんだと、後から知りました。
学校を休んでいる間、ずっと子どもの顔色をうかがって過ごす必要はありません。
普段通りご飯を作って、普段通りテレビをつけて、普段通り話しかける。
それだけで、家が「安心して休める場所」になっていきます。
これだけです。
これ以上、頑張らなくていいんです。
逆に、私がやってしまって、後悔していること

「なんで学校に行きたくないの?」「学校で何かあった?」って、何度も聞いてしまいました。
「明日はどうする?」も、毎日のように聞いていました。
「どうしたらいいの」って、不安な気持ちを子どもの前でこぼしてしまったこともありました。
(行かせようとして怒鳴ってしまったことなど、他にもたくさん後悔していることがあります。それはまた別の記事でお話ししますね。)
今なら分かります。
あれは、子どものためじゃなくて、私が安心したくてやっていたことでした。
子ども自身も、何がしんどいのか、うまく言葉にできなかったんだと思います。原因は、ひとつのことじゃなくて、いろんなことが少しずつ重なっていることのほうが多いからです。
聞かれるたびに、子どもは「また責められる」と身構えるようになります。
そうなると、話してくれるはずのことも、話してくれなくなっていきます。
もし今、あなたも同じことをしてしまっているとしても、責めなくていいです。
私もそうでした。
正直に言うと、気づいてからも、すぐには変われませんでした。頭では分かっていても、不安になると、また同じ言葉が口から出てしまう。そのたびに、自分を責めていました。「もう言わないって決めたのに、またやってしまった」って。
その結果、子どもには「家に居たくない」と言われてしまい、あまり口をきかなくなり、私自身は自暴自棄になってしまっていました。
変わったきっかけは、特別な出来事じゃありません。ただ、子どもが少しずつ話さなくなっていくのを見て、「このままだと、もっと話してくれなくなる」と、単純に怖くなったからです。
それから、聞きたい気持ちが湧いてきたときは、口に出す前に、一度だけ飲み込むようにしました。うまくいかない日もたくさんありました。それでも、少しずつ、聞かずにいられる時間が増えていきました。
気づいた今日から、少しずつ変えていけば、それで十分だと思います。うまくいかない日があっても、それも含めて、ちゃんと進んでいます。
今日から、言葉だけ変えてみませんか
でも「じゃあ何て言えばいいの」って、当時の私は一番それが知りたかったんです。
だから、場面ごとに、私が実際に変えてみた言い方を置いておきます。
朝、学校に行けなくて固まっている子に
「なんで行けないの?」の代わりに、「今日は、お家で過ごそっか」
夜、子どもがなかなか眠れずにいるとき
「早く寝ないと明日朝起きれなくなるよ」の代わりに、「眠れないときは、横になってるだけでもいいよ」
学校から電話がかかってきたあとで
「どうするの、明日は」の代わりに、「明日のことは、明日また考えよっか」
原因が気になって、つい聞きたくなったとき
「何があったの?」の代わりに、「話したくなったら、いつでも聞くからね」
休みが長引いてきて、こちらも焦ってきたとき
「そろそろ行かないと」の代わりに、「今できてることだけ、続けていこう」
全部を一気に変えなくていいです。
今日、ひとつだけ、使ってみてください。
言葉だけでも変えると、不思議と自分の気持ちも少し落ち着いてきます。
今日・3日後・1週間後・1ヶ月後、くらいのペースで

先の見通しが見えないと、余計に不安になります。
だから、少し先までの流れを、ざっくりで良いので置いておきます。
今日
子どもを休ませる。問い詰めない。さっきの言葉、ひとつだけ試してみる。
3日後くらい
学校に、続けて休むかもしれないことを一言だけ伝えておく。子どもの様子を、良い悪いで判断せずに、ただ見ておく。ご飯を食べたか、眠れているか、そのくらいでいいです。
1週間後くらい
もし気持ちに余裕が出てきたら、学校以外の相談先を、ひとつだけ調べてみる。まだ連絡しなくていいです。「こういう場所があるんだ」と知っておくだけで十分です。
1ヶ月後くらい
このころになっても、正直、行ったり来たりすると思います。それでいいんです。不登校は、まっすぐ良くなっていくものじゃなくて、良い日も悪い日も繰り返しながら、少しずつ変わっていくものだと、今は感じています。
実際わたしも良い日には喜び、悪い日には落ち込み。
一喜一憂してしまって、とてもしんどくなりました。このまま学校に行けるんじゃないかと。少しでも子どもが調子よさそうにしてると、そう思ってしまい、そのたびにしんどくなりました。
大事なのは、早く進むことじゃなくて、あなたと子どもが、無理をしすぎずに続けられるペースを見つけることだと思います。
学校以外に頼れる場所のこと
「学校しか居場所がない」と思うと、余計に苦しくなります。
だから、こういう場所があるということだけ、知っておいてください。
スクールカウンセラー
学校にいる相談員の先生です。子ども本人が話すのが難しければ、親であるあなただけが相談に行っても大丈夫です。
教育支援センター(適応指導教室)
市区町村が用意している、学校とは別の居場所です。学校復帰を無理に目指さない場所も増えてきています。学校によっては出席扱いになることもあります。
フリースクール
民間が運営している学びの場です。学校とは違うペースで過ごせます。こちらも学校によっては、出席扱いになることもあります。
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
子ども本人はもちろん、親自身がしんどいときに使ってもいいものです。夜中でも、誰かに話を聞いてもらえます。
どれも、今すぐ動かなくていいです。「こういう場所がある」と知っているだけで、いざというときの心の余裕になります。
親であるあなた自身のことも

ここまで、子どものことばかり書いてきました。
でも、不登校の子を支えていると、親のほうが先に疲れてしまうことがあります。
私自身、動悸がしたり、うまく笑えなくなったりした時期がありました。
もし今、あなた自身がしんどいと感じているなら、それは、それだけ向き合ってきた証拠です。
自分のことも、少しだけ気にかけてあげてください。
よくある疑問に、少しだけ
「昼夜逆転してるけど、大丈夫?」
私も最初、すごく心配になりました。でも、無理に朝型に戻そうとするより、まずは休ませることを優先していいと思います。
「ゲームばかりしてるけど、止めた方がいい?」
私も何度も悩みました。今は、それが今のうちの子にとっての息抜きなんだと捉えるようにしています。
まとめ:今日は、ここまでで十分です
今日やることは、3つだけでした。
・子どもを休ませること。
・原因を聞かないこと。
・学校にだけ連絡しておくこと。
言葉の言い換えも、今日はひとつだけ試してみてください。
先のことは、3日後、1週間後、1ヶ月後くらいのペースで、ゆっくり考えていけば大丈夫です。
不登校は、その日その日で状況が変わっていくものだと思います。
そのときどきで必要なことだけ、また読みに来てもらえたらと思っています。
私も、まだ途中です。
一緒に、少しずつでいいので、進んでいきましょう。
もし今、夜遅くにこの記事を見つけて、ここまで読んでくれたなら。
今日は、もう十分です。
スマホを閉じて、少しだけでも眠ってください。
また不安になったら、いつでもここに戻ってきてください。


